【フェブラリーステークス2023予想オッズ】追い切り・過去勝ち馬

フェブラリーステークス2023の一週前追い切り、過去などについて書いていきます。

2023年2月19日(日曜)GⅠ、1,600メートル(ダート・左)。レモンポップ、レッドルゼル、ドライスタウト、メイショウハリオなどが出走予定。

例年に比べると寂しいメンバーにはなりましたが、今年は地方からスピーディキック、海外からシャールズスパイトが出走を予定していますので、色々な意味で豪華な、そして多彩なメンバーでレースが行われる事になりそうです。

なお、今週はどこかのタイミングで先週の回顧や雑記記事を更新出来たらと思いますが、週末までに更新したい記事がある場合はいつものように週末の予想記事にて触れていく事にします。

フェブラリーステークス過去・追い切り他

【過去5年成績】

18年
ノンコノユメ セ6 4人気
ゴールドドリーム 牡5 1人気
インカンテーション 牡8 6人気

19年
インティ 牡5 1人気
ゴールドドリーム 牡6 2人気
ユラノト 牡5 8人気

20年
モズアスコット 牡6 1人気
ケイティブレイブ 牡7 16人気
サンライズノヴァ 牡6 3人気

21年
カフェファラオ 牡4 1人気
エアスピネル 牡8 9人気
ワンダーリーデル 牡8 8人気

22年
カフェファラオ 牡5 2人気
テイエムサウスダン 牡5 5人気
ソダシ 牝4 4人気

3.1.0.1と1人気はまずまず安定した成績を残しているが、毎年のように5人気以下の馬が馬券に絡む、波乱度は非常に高いレースになっている。

【過去5年前走】

18年
根岸S 1
チャンピオンズC 1
東京大賞典 7

19年
東海S 1
東京大賞典 2
根岸S 2

20年
根岸S 1
川崎記念 6
武蔵野S 5

21年
チャンピオンズC 6
チャンピオンズC 7
根岸S 2

22年
チャンピオンズC 11
根岸S 1
チャンピオンズC 12

前走チャンピオンズカップ組が圧倒的な成績を残すが、過去5年全ての年で馬券に絡んでいる根岸ステークス組も注意が必要。

なお、穴馬に関しては前走でチャンピオンズカップ以外のレースを使われていた馬から出る事が多いので、馬券は前走チャンピオンズカップ組と上手く組み合わせるのが正解に近付けるポイントになりそう。

【予想オッズ】

1 レモンポップ 2.9
2 ドライスタウト 5.0
3 レッドルゼル 5.3
4 メイショウハリオ 9.9
5 テイエムサウスダン 14.6

1人気は東京コースで圧倒的な成績を残すレモンポップという事になりそうだが、有力馬の一頭であったギルデッドミラーの電撃引退もあり、例年以上に混戦、抜けて強い馬がいない空き巣のようなG1になりそう。

ただ、仮にレモンポップが1人気に支持される事になったとしても乗り替わり、マイルへの距離延長が嫌われて抜けた人気にはならない可能性が高く、ドライスタウトレッドルゼルもそれなりに票を集める事になるのでは。

メイショウハリオは左回りと距離が、テイエムサウスダンは前走の着順が嫌われそうなので、オッズだけを見ると3強のようなレースになるかもしれない。

✔有力馬、穴馬コメント

レモンポップ

今回と同じコースでレースが行われた武蔵野ステークスで敗れているものの、東京コースで圧倒的な成績を残す、今回は現状ほぼベストに近い条件でのレースになるので、その武蔵野ステークスで先着を許したギルデッドミラーが回避した事で実質1強のような形となってしまった。

ただ、乗り慣れた鞍上からの乗り替わり、そして前走後からすぐにここを目標に、という訳ではなく、出走するかどうかをギリギリまで迷っていた歯切れの悪さはどうも気にくわないので、前走のように楽に勝たせてもらえるようなレースではない事は確かと言えるのでは。

現時点での評価【○】

ドライスタウト

こちらも東京コースは負けなし、それもかなりハイレベルな一戦となった全日本2歳優駿の勝ち馬となれば明らかに相手に恵まれた今回は当然主役級の扱いが必要になりそう。

レモンポップが早い段階でフェブラリーステークスの出走を決めていればおそらく乗り替わりになっていた可能性が高かったが、幸いにも相手が出走をギリギリまで迷った事で結果的にあちらが乗り替わりという事になったので、ライバル馬の特徴を知る鞍上がこちらに乗るからにはさすがに結果は出しておきたいという気持ちは強いだろう(ただし、鞍上がこちらを選んだという訳ではない)。

現時点での評価【◎】

レッドルゼル

気が付けば明け7歳と高齢馬になってしまったが、終いの脚は相変わらず強烈な馬で、馬券に絡めなかった前走のレースでもはっきりとした敗因があっての着順であれば今回は巻き返しに期待が持てる一頭。

更に過去2年と比べると今年は明らかにメンバーに恵まれた、馬券に絡める大チャンスレースと言えるので、極端な内枠を引き当てなければ待望の中央のG1のタイトルに手が届いてもいいのでは。

現時点での評価【◎】

メイショウハリオ

近走もレベルの高いレースで安定した成績を残しているが、今回は得意とは言えない左回り、それも実績に乏しいマイルでの競馬とクリアしなければならない課題があるレースになるので、相手関係というよりもこの条件がどうかという事になりそう。

ただ、本馬もこれまでの実績などを考えると明らかに相手には恵まれているので、ポテンシャルの高さでの比較になるとあっさりの存在と言えるが果たして…。

現時点での評価【▲】

スピーディキック

中央馬が相手の交流重賞で崩れている点は気になるが、東京シンデレラマイル、ロジータ記念、戸塚記念で見せたパフォーマンスの高さは嫌でも評価せざるを得ないので、空き巣のフェブラリーステークスであれば力は普通に足りてしまいそうな気も…。

ただ、距離や左回りは全く問題はなくとも、今回は芝スタートとなる東京のダート1600m戦という事になるので、スタートで後手を踏む可能性が高そうな点が最後の最後までこの馬の評価を難しくさせる。

現時点での評価【穴】

シャールズスパイト

ダート重賞未勝利の芝馬の参戦という事でこちらも評価が難しい一頭になるが、モズアスコットやソダシなど、芝のスピードタイプの馬が馬券に絡む事が出来るレースであればおそらく適性は問題はなさそう。

何よりGone Westの血を引くSpeightstown産駒であればまずダートは問題ないので、日本のレースの勝ち方を熟知している鞍上が乗れるのであれば当然怖さを感じる一頭になるか。

現時点での評価【☆】

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【有力馬追い切り】

レモンポップ

レース間隔が詰まっている事もあり、一週前追い切りは軽く流す程度の軽い追い切りとなった。

当然この追い切り、内容なので評価は難しいが、終始リラックスして走れている点、馬体や毛艶に大きな変化を感じられない点からすると前走時の出来を上手くキープ出来ていると思ってよさそうなので、後は最終追い切りでどこまで負荷をかける事が出来るか。

逆にいえば最終追い切りで負荷をかける事が出来なければ少々疑いの目で見るのが面白そう。

メイショウハリオ

坂路で先行する2頭を追いかけ、あえて負荷をかけてくるこの厩舎にしては内容のある追い切りを消化。

ラスト12秒1(4ハロン51秒9)という時計が示す通り、終いの伸びや動きも素晴らしく、いつも以上に身体と頸を上手く使いながらグイグイと力強く駆け抜けていく姿を見ると出来は明らかに前走以上と思っていいだろう。

気になる点を挙げるとすれば前半からやや気合いが入りすぎている点になるが、ここ2走が全体的にモサっとした、活気に欠けるような動きだったという事を考えるとこの変化は良い方向に転ぶ可能性が高いので、最終追い切りでも内面をセーブ出来ていれば巻き返しに期待が持てる。

ショウナンナデシコ

頸差しが硬くフォームは沈まないが、可動域は広く、その影響もあって走りに関しても力強さを感じる。

前半の行きっぷりを見ると少し内面が表に出過ぎている印象を受けてしまうが、一応これでも気分良く自分のリズムで走れてはいるので、それだけ全体的に余裕があると思えば大きな減点材料にはならないか。

スピードよりもパワー型に出ているので東京マイルへの対応は課題になりそうだが、ややスタミナを問われるような展開になれば自然と浮上してきそうな一頭と言えるので、後は最終追い切りでもう少し素軽さが出てくるなら力は出し切れるのでは。

レッドルゼル

時計に関しては文句なし、何もケチをつける事は出来ないが、前半の動きは非常に硬く、可動域がいつも以上に狭く感じる事もあって全体的にこじんまりとした力強さに大きく欠けるような走りとなっている。

その後も頸と脚を出すタイミングも合わず、その影響もあって勝負所でもイマイチスピードにも乗れていない印象を受けるので、一週前とはいえ、今回はやや不安が先行する追い切りとなってしまった。

ただ、ひばらのラインの緩さをみてもまだまだ馬体に余裕がある事も事実なので、このひと追いである程度絞れればまた動きもガラッと変わってくる事が予想される。よってこの馬に関しては最終追い切りでの変わり身に期待したい。

注目ポイント・注目馬

高齢馬は割り引きが必要!

エアスピネル、ワンダーリーデルなど、2,3着には高齢馬が食い込む事も多いレースではあるが、勝ち馬に限れば過去10年に広げても7歳以上の馬は未勝利と圧倒的に若い馬が有利なレースとなっているので、馬券を組み立てる時には見逃す事の出来ないポイントになる。

チャンピオンズCなどの距離短縮ローテ!

近年もカフェファラオ、ソダシ、エアスピネルが該当したように、前走から距離短縮だった馬は過去10年で毎年3着以内に必ず1頭は馬券に絡んでいるので、距離短縮ローテの馬は人気薄の馬にも注意が必要になるだろう。

父、もしく母父ミスプロ系の馬!

こちらもソダシ、エアスピネルなど、該当馬は現在9年連続で馬券に絡んでいる注目データとなっており、人気薄の台頭も多々見られる、見逃せないポイントになるか。

最後に今年の注目馬をあげておきます。

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外枠を引く事が出来れば評価を思い切って上げたい一頭で、今年のメンバーであれば勝ち負けにも期待が持てる。