キャロットクラブ2024年1歳馬募集の価格、厩舎、写真、動画、そして測尺全てが発表されましたので、先日の関東馬短評前編に続き、関東馬短評後編の記事を公開しておきます。
関東馬は関東馬短評前編で触れたラドラーダの23が想像以上に人気になりそうですが、シーリアの23、アールブリュットの23、シーブルックの23といった木村厩舎の3頭に加え、
堀厩舎のトゥープレシャスの2023も当然票を集める事になりそう。
パッと見では今年の上位人気馬はおそらく関西馬という年になりそうですが、最終的にはツアーでの情報次第といった感じになるので、さてさて、最優先枠はどこに使うか…。
写真、動画を見ての最終的なおすすめ馬のレビューはこちらから。
レビューや過去馬の評価はこちら↓
どのようにレビューを書いているかわからない方もいらっしゃるかと思いますので、サンプルとして以前公開したレビューも公開しております。
残念ながらこちらで公開した馬が未勝利に終わってしまった、という事もありますので、
おすすめした馬が絶対勝ち上がれます!重賞馬になります!とは言い切れませんが、
過去にこちらで公開したレッドベルオーブ、サンクテュエールなどの良血馬だけではなく、プラチナムバレットの一本釣りやベレヌスなど、安馬の重賞制覇もありますので、
今年も皆様のお役には立てる、お力になれる自信はあります。
今年のレビューは、
募集馬の写真、動画をみて厳選して絞り込んだ2頭のレビューになります。
新規、既存の会員の方にも自信を持っておすすめしたい馬をピックアップしていますので、ゆうちゃりすのおすすめ馬を知りたい方にはこちらをおすすめします。
※票読みをする前に書いたものになりますので、当然ですが新規では取る事が難しい馬も入っている場合もございます。
募集馬の写真、動画をみて人気が予想されるクラブお馴染みの(良血馬の)9頭のレビューを公開していますので、良血馬の評価を知りたいという方にはこちらをおすすめします。
レビュー公開馬は以下の通り。
ケイティーズハートの23
ラドラーダの23
コントラチェックの23
マリアライトの23
ルージュバックの23
リスグラシューの23
シンハライトの23
マラコスタムブラダの23
マルシュロレーヌの23
※公開している人気馬9頭の中におすすめ馬がいる場合は人気馬9頭編、おすすめ馬2頭+人気馬9頭編の記事でおすすめ馬として挙げています。
【厳選おすすめ馬2頭編】+【クラブお馴染み良血馬、人気馬9頭編】
人気馬のレビューもその他のおすすめ馬も全て知りたいという方にはこちらのレビューをご購読された方がお得となっております。
の計3種類。
当然ですが、今年も自信を持っておすすめ出来る馬をセレクト出来ましたので、ご興味がある方は是非参考にして頂けたらと思います。
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【キャロットクラブ2024募集馬 出資検討】新規入会チャレンジのおすすめ馬は…
キャロットクラブ2024年募集馬短評(関東後編)
セレナズヴォイスの23
高木登厩舎。
クリソベリル産駒にしては目立たないというか、脚もちょっと怪しい。
更に肩、胸前の筋肉量もこの産駒にしては現時点では豊富とは言えず、全体的に線が細い点が母から遺伝してしまったのもおそらくマイナスに転ぶ可能性が高い。
カイカヨソウの23
嘉藤貴行厩舎。
全体的に小さく出てしまったのはマイナスで、この血統の割には肘付き、肘離れもやや物足りず、膝や球節の大きさも馬体とのバランスを考えるともうひとつ。
よって遅生まれの牝馬という事で今後の大化けに期待したい。
ランウェイデビューの23
竹内正洋厩舎。
脚が内、外と大きく刺さる事に加え、肩から繋ぎへのバランスは問題はないが、
菅の長さや太さはやや物足りない印象で、少し角度がついたシュッとしている細長い繋ぎ、そしてクッション性を考えると当然靭帯へかかる負担は覚悟が必要。
それでも肘離れがしっかりしている事が影響して脚もよく前へ出るタイプとなっているので、父からしっかりとスピードは受け継げている。
ウルクラフトの23
辻哲英厩舎。
遅生まれにしては馬体の完成度が高く、力強い脚捌きとまずまず広く感じる可動域を活かした動きを見ると案外穴かも。
馬体の大きさに比例しない大きく発達している肩甲骨、その肩甲骨の大きさに比例して胸囲の広さも十分に取れているので、今後の成長次第では…という馬になる。
エンジェルフォールの23
伊藤大士厩舎。
この血統らしくデン端~飛端のバランスが崩れている事に加え、歩様の硬さはマイナス。
それ以上に小さな馬体に比例して動きもかなり小さく幼く見えるので、大物感という点ではどうか。
ポロンナルワの23
小島茂之厩舎。
脚に大きな捻じれがあるという訳ではないが、気持ち弯膝気味に見えてしまう四肢の可動域と歩様が安定しない、ブレが目立つタイプ。
モヤっとする管や長さ、膝の大きさを見てもややリスクありと思っておいた方がいい。
ヴィータアレグリアの23
高柳瑞樹厩舎。
前がちょっと気になるが、馬体はモズアスコット(フランケル)っぽさが出ていて悪くは感じない。
膝の大きさや管の長さも馬体を考えると理想的で、やや短く出たシュッと細い繋ぎを見ると完全にスピードタイプと思っていい。
アトミカオロの23
上原佑紀厩舎。
リアルスティール産駒らしく馬体を考えると現状トモはボリュームに欠けている印象も、腰接からデン端までの長さはしっかりと取れている。
牝馬の割には全体的に柔軟性に欠けて見える点、やや踏み込みが深く感じる点がどちらに転ぶかは分からないが、想像していたよりも悪くはない。
リラヴァティの23
田中博康厩舎。
大腿骨や脛骨がややこぶりに見える点は母シンハリーズの血の影響が強いが、大腿骨が小さい割には全体的な可動域は非常に広く感じる、股関節も柔らかく出た馬。
よって本馬も良くも悪くもシンハリーズ系らしい馬という判断で良い。
エリスライトの23
栗田徹厩舎。
馬体はやや長く全体的にゆとりのある馬で、薄い筋肉が身体全体に分布した母父の影響が強いタイプに出た。
深さのある胸からしても心肺機能の高さにも期待が持てるので、ここに頸差しのしなやかさを総合すると距離の融通も利く事が予想される。
【キャロットクラブ2024募集馬評価】1人気は中内田厩舎のパッシングスルー23か?
ブリガアルタの23
矢嶋大樹厩舎。
牡馬の割にはトモは薄く見えるが、大腿骨の長さと腰接の幅はしっかりと取れているので、ここにある程度筋肉が付けば理想的なパーツに変わってくる事が予想される。
産駒の特徴が分からないので評価が難しいが、安い馬の割には悪くは感じない。
ローガンサファイアの23
戸田博文厩舎。
母父の影響もあって馬体はボテっとして見えるが、トモのボリュームや大きさは申し分なく、
腰接、腰角からデン端までの長さがしっかりと取れている点、そして大腿骨が大きく太く出ている点からすると良い意味での母似。
飛節の大きさ、伸縮性を見ても父の血の影響は少ないタイプかも。
メリートの23
田村康仁厩舎。
馬体全体に牝馬のような柔らかみがあり、歩くと身体を大きく使ったバネの利いた弾むようなフォームが目に付く一頭。
胸にはトモ、肩を支えるには十分な容量もあるので、ここは大きく発達した肩甲骨と上手く比例しているパーツとなっている。
ネオフレグランスの23
中舘英二厩舎。
遅生まれという事もあって全体的に幼さを感じるが、動きも小さく、身体を上手く使えていない点はマイナス。
飛端からデンへのバランス、小さな飛節と脚もとに硬さがあって可動域が狭く感じる点などを総合するとまだまだこれからの馬と思っておきたい。
コンダクトレスの23
萩原清厩舎。
全体的に硬いかな、と思ってしまうが、この父の産駒はやや硬めに出る事が多いので、ここは減点材料にはならないと判断。
大腿骨、脛骨もトモの大きさを考えるとよく動いている部類に入るので、力のある馬場などで面白いかも。
以前も触れた通りハービンジャー産駒の基本中の基本、母方にサンデー+Nureyevの血を持つ配合で、
この組み合わせからはブラストワンピース、ペルシアンナイト、ディアドラといった賞金上位馬を輩出、Northern DancerとLyphardのクロスはナミュールと全く同じ。
デスティノアーラの23
深山雅史厩舎。
管、管囲は気になるが、馬体の大きさに比例して動きにも迫力を感じられないというのが現状。
サバンナズチョイスの23
武井亮厩舎。
皮膚病かどうか、という点はさて置き、肘離に関しては全く問題のない、肩から球節へ線を引いた時のバランスもしっかりと取れている馬なので、肘付きの甘さは気にする必要はなさそう。
本馬はメイケイエールとデインヒルの血を引く馬で、上級クラスの馬も輩出しているサンデーの血を引かない母馬との組み合わせとなる。
プラチナブロンドの23
加藤征弘厩舎。
脚もとの硬さはいかにもこの母の産駒らしいが、父の血が上手く噛み合っているのか、
全体的な筋肉量も非常に豊富なタイプに出ており、現時点でも腰角、飛節の境い目のラインがはっきりとしている。
438キロと馬体は大きくないが、動きはそれ以上に大きく見えるので、このギャップは悪くはないかと。
ローズノーブルの23
池上昌和厩舎。
全体的に少しこじんまりとした馬体となったが、肩甲骨の上部の発達まずまずで、飛節の大きさも馬体の割には大きく出ている。
当初はマークは薄くなるかな、と思ったが、この産駒なので想像以上に人気になる可能性も。
パドゥヴァルスの23
矢野英一厩舎。
可動域の広さを見るとどちらかといえば母似。
馬体に牝馬らしい柔らかさ、柔軟性があるのがこの馬の特徴で、頸差しもしなやかで身体を大きく使って歩く姿を見るとポエティックフレア産駒は意外と悪くないのかも。
クロウエアの23
新規開業厩舎。
腰接からデン端までの長さが足りず、飛端へのバランスも崩れて見える点は減点材料になってしまう。
ベルクワイアの23
勢司和浩厩舎。
動きは馬体以上に大きく見えるが、脚もとの硬さと管がすっきりとしない点は気になる材料で、それに比例して背中がブレる点からすると蓄積疲労との戦いになる可能性も。
アップライトスピンの23
森一誠厩舎。
初仔、遅生まれの割には馬体もパーツもしっかりとして見える。
後脚の骨が長い点は母父の影響で、大腿骨や脛骨の幅からくる股関節の可動域の広さは素直に評価出来るが、
身体と脚もとの動き、バランスが少し崩れて見える点からすると馬体が完全に完成するには多少時間がかかるタイプかも。
キセキ、マスクトディーヴァ、エヒト、ドゥアイズ、ビッグリボン、ドルチェモアなどなど、
上級クラスをバンバン輩出しているルーラーシップ×ディープインパクトとの組み合わせとなっており、Mr. Prospectorのクロスはマスクトディーヴァと共通。
ただし、本馬は上級クラスに共通する5代血統表内にNorthern Dancerのクロスは持たない馬になるので、この点がどう転ぶか。
オリエンタルステップの23
林徹厩舎。
ちょっと重厚さが…という馬になるが、馬体や動きはさすがに素晴らしく見えるので、Ghaiyyathが日本の馬場に対応出来ればかなりやれても。
当然種牡馬入りを目的とする出資なら狙い目とみる。
トゥープレシャスの23
堀宣行厩舎。
早生まれではあるが、キ甲~尻のラインを見ると馬体が完成するまでにはそれなりに時間がかかりそう。
トモのボリュームや大きさだけではなく、牝馬にしては飛節の大きさも十分で、
その飛節の伸縮性が抜群な点や全体的な筋肉が非常に柔らかい点などを総合すると日本の芝にも対応出来る可能性は高い。
牝馬にしてはややスタミナ型に出たかな、という印象を受けるので、間に合えばオークス、どちらかといえば秋華賞からがスタートというタイプかも。
写真、動画を見ての最終的なおすすめ馬のレビューはこちらから。
レビューや過去馬の評価はこちら↓
なお、おすすめ馬の記事に関しては例年同様に初心者の方にもおすすめ出来る馬もセレクトしていますので、
一口馬主歴が浅い方にもおすすめ出来るコンテンツとなっております(票読みはしていませんので、新規にはノーチャンスという場合も御座いますので悪しからず)。
一応どのようにレビューを書いているかわからない方が大半という事もあり、サンプルとして過去に公開した馬のレビューを公開しておりますので、そちらのレビューを是非参考にしてもらえれば。
最初に触れたように残念ながらこちらで公開した馬が未勝利に終わってしまった、という事もありますので、
おすすめした馬が絶対勝ち上がれます!重賞馬になります!とは言い切れませんが、
過去にこちらで公開したレッドベルオーブ、サンクテュエールなどの良血馬だけではなく、プラチナムバレットの一本釣りやベレヌスなど、安馬の重賞制覇もありますので、
今年も皆様のお役には立てる、お力になれる自信はあります。
✔この記事を書いた人
ブログ予想開始初週の中山記念で3連単【31万馬券】を的中させ、その後NHKマイルで【29万馬券】、18年の共同通信杯で【56万馬券】、22年のプリンシパルステークスで3連複【30万馬券】3連単【140万馬券】を的中させた管理人、ゆうちゃりすの競馬ブログ