【日本ダービー2018予想考察】穴馬ジャンダルム、タイムフライヤー他馬体診断

おはようございます。

本日は27日の東京メイン、日本ダービーに出走を予定している穴馬、ジャンダルム、タイムフライヤー、コズミックフォースの馬体診断の記事を。

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日本ダービー馬体診断

ジャンダルム

新馬戦のパドック

この産駒にしては身体も柔らかく気性面も安定した馬ではあるが、新馬戦では腹にも余裕があり、トモも踏み込みもまだまだ甘かった。同じ父を持つダッシングブレイズと比較すればジャンダルムの方が現時点では完成度は高いが、兄弟と比べるとまだまだといった感じなので、意外と奥がありそうなタイプと感じた。少なくとも早熟タイプではないだろう。

デイリー杯2歳Sのパドック

前走からプラス4キロでの出走。新馬戦のパドックではこの産駒にしては全体的に柔らかいと感じたが、これがいいのか悪いのかはわからないが使われてこの産駒らしい硬さになっていた。ただ、踏み込みは前走よりもしっかりしており、トモや胸前にも張りが出てきた辺りは使われた上積みと言えるか。

新馬戦の時にも思ったことではあるが、どちらかといえば母よりも父のKitten’s Joyに似た馬体で、兄弟ではファリダットよりもフィドゥーシアより。どちらにしても胴の詰まり具合からして距離が延びていい印象はなく、デビュー前から完全にマイラーとしての扱いで考えていた馬。

これはここ2戦の馬体をみても考えは変わっておらず、短距離馬としては胴が長く感じるので一見すると距離延長は問題なさそうに思えるが、胴長の割には全く遊びのない馬体をしており、使われて硬くなった点からしてもやはり短距離馬と思ってしまう。

ただ、ピリッとした性格ではなく非常に落ち着きのある性格をしているので、少しでもスピードを活かせるような馬場で競馬が出来るなら能力だけである程度は距離を持たせてきてもとは思うが、ここは相当能力が抜けていないと難しい事だとは思うので、後はこの馬にそれだけの能力があるかどうか。

皐月賞のパドック

馬体重492キロ、前走からプラス8キロ。頸ががっちりしていてトモも張ってはいるが、全体的にみると緩さが目立つ。もともと距離は短い方が合っているので内面が前向きなのは仕方がない事ではあるが、前に書いた事があるようにこの馬に関してはピリッとした性格ではなく非常に落ち着きのある性格をしているので、皐月賞のパドックではほぼイレ込みに近い状態で周回していたと言える。

出来に関しては前哨戦の弥生賞でもある程度馬が出来ていたので、ここで大きく馬が変わる事はないとは思ったが、それにしても緩い。春の目標がダービーだったとすれば、おそらくここから逆算して馬をつくっているはずなので、前走の皐月賞の結果に関してはあらゆる面で参考外とも取れる。

それを考えるとまず今回は前走からの上積みは大。能力や人気を考えると飛びつきたくもなるが、やはり距離延長が大きな課題、壁となるのではないだろうか。

デビュー前から馬体に惚れていた1頭ではあるが、それはマイラーとしての話。母よりも父に似た馬体で、胴長の割には全く遊びのない点や使われて硬くなる点がどうしても短距離馬としての扱いで考えてしまうので、ここを当日どう馬券に活かすか。

スピードタイプだけに中山コースから東京コース替わりになるのは大きなプラス。後はどこまで距離をごまかして走れるか。買い材料も不安材料も持ち合わせた馬だけに扱いが非常に難しい。

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タイムフライヤー

新馬戦のパドック

初戦は456キロでの出走。とりあえず第一印象はこの厩舎っぽい馬体。ハーツクライ産駒っぽくない骨格で、似ているのは顔の小ささぐらい。現時点ではほぼ母父の影響が大きく出た馬体なので、ダートで走ってもそこそこ出世できそうな感じもする。よって柔らかさがなく歩様も硬め。繋ぎをみてもスピードよりもパワータイプなのは間違いないだろう。

京都2歳Sのパドック

前走の萩ステークスからプラス2キロ、新馬戦からはプラス4キロ。歩様の硬さは相変わらずだが、大腿骨、胸骨の動きが鈍く、新馬戦から比べると明らかに動きが硬くなっている。

初戦から脚捌きがスムーズなタイプではなかっただけに使って改善されていくものだと勝手に思い込んでいたが、使えば硬くなってしまう真逆のタイプだったので、正直完成には時間がかかるタイプと思われる。

今回は中山の2000m戦となるが、馬体からして京都から中山にかわるのは大歓迎も、新馬戦から京都2歳ステークスのパドックを見る感じでは月一で休みなく使われている点はマイナスしかない。能力があってもスピードを求められる馬場になれば楽な戦いにはならないと思うので、少しでもパワーを活かせるような馬場で競馬が出来る事が理想。

皐月賞のパドック

馬体重454キロ、前走からマイナス4キロ。この馬に関してはいつもそこそこ馬体が目立つタイプ。デビューしてから馬体重はほぼ変わりないが、馬体が大きく成長したという感じもしない。新馬戦のパドックではハーツクライっぽくない馬体で母父似、柔らかさがない歩様が硬いタイプで繋ぎをみてもスピードよりもパワー型と書いたが、この見解は今も全く変わらず。

大腿骨、胸骨の動きがスムーズなタイプではないが、これは使われて改善される事もない馬だけに、どちらかといえば間隔をあけた方が良いタイプで、更に言えば完成するまでにまだまだ時間がかかってしまうと言える。

皐月賞当日はこの馬にしてはかなり活気を感じ、非常にリズミカルに周回出来ていたことからすると出来は相当良かったと言え、歩様はいつもより柔らかく感じながらも踏み込みはしっかりとしていた。

コロンとした体型ではあるが、馬体全体に厚い筋肉がついており、トモの筋肉もくっきり浮いている事からしてまずこれ以上仕上げることは難しいと言える。よって今回は上積みにはほぼ期待は持てない。更にパワーを必要とする馬場を好むだけあって東京コース替わりもどうか。馬体から買えるような要素は距離延長ぐらいで他には何も見当たらない。

コズミックフォース

プリンシパルステークスのパドック

馬体重466キロ、プラス2キロ。気持ちはいつも表に出さないが、大腿骨のつくりがしっかりしており、後脚の出し方が非常に力強いと感じる馬。

馬体は少し母寄りに出たのかなと思ったが、肩の筋肉も発達しており、胸もそこそこ深い事を考えれば父キングカメハメハの影響も強く出ている、いわゆる走るキングカメハメハ産駒。

負けはしたがすみれステークスでもオープン特別にしては仕上がった状態で出走しており、前走のプリンシパルステークスも同様にしっかりと仕上げられた状態での出走だったので、さすがに間隔が詰まった状態で前走の出来を維持するのは難しいだろう。距離も多少長く感じるここは馬体から買える材料はない。

最後に日本ダービーでやや危険と思う馬をあげておきます。

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ここは少し適性がズレるでしょう。距離延長も歓迎とは言えず買い材料があまりない。それなりに人気になるようなら嫌いたい1頭。

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