【ノルマンディーOC 2024】4次募集馬評価・ラストワルツの22の手術歴の影響は…?

ノルマンディーオーナーズクラブ2024年度、4次募集に関する記事を書いていきます。

本日公式にて厩舎、総額、測尺、写真、動画全てが公開されましたので、写真、動画を見ての軽い評価をあまり長くなりすぎないように書いていきます。

いつもなら長文でダラダラと細かく公開しますが、今回は23年産の募集前の4次募集という事もあり、肩の力を抜いてサクッとの公開。

なお、去年は東サラ→シルク→キャロットと馬を見すぎた事で内面の疲労が半端なかった事もあり、こちらのノルマンディーオーナーズクラブのおすすめ馬の記事の作成は見送りましたが、

今年は書いて欲しいとのお声を去年から数件頂戴しておりますので、一応現時点ではこちらのクラブのおすすめ馬の記事も作成する予定です(当然おすすめ馬がいない場合は見送ります)。

では、前置きはこれぐらいにしてさっそく4次募集馬の短評を…。

【シルクホースクラブ2024募集馬評価】サラキアの22、ローブティサージュの22の良血馬の出来は…?

ノルマンディーオーナーズクラブ24年4次募集短評

ラストワルツの22

父 デクラレーションオブウォー 母 ラストワルツ(母父ゼンノロブロイ)

生産 新ひだか・タイヘイ牧場 栗東 高橋一哉厩舎

総額 2,360万円 一口 59,000円

ちょっと後ろが硬いかな、という印象も、豊富な肩の筋肉量、肘付きや肘離れ、そして動画では肩の付け根からしっかりと脚を出せているので、ストライドが伸びないという訳ではない。

大きな尻に比例して腰角からデン端への長さもしっかりと取れており、これだけ大腿骨の大きさと動きがしっかりとしている馬なら完全にパワー型と割り切ってしまえば持ち場に困る事もないだろう。

頸差しの硬さ、馬体の柔軟性、腹、背中とのバランスを考えると完全に父の血が強く遺伝しているタイプで、

胴の長さや胸の深さ、肩甲骨のラインがガツンと発達しているのが本馬の特徴からするとまず距離は延びてこそ、という馬ではない。

父デクラレーションオブウォーからはセットアップ、マタモブラックタイといった芝の重賞馬が出ており、

母父ゼンノロブロイも地味に今年の3歳馬がなかなか豊作の年と今後大物を出してきそうな気もするので、本馬も短い距離での活躍を期待したくなる。

なお、手術歴の影響は動き、馬体を見る限りほぼ感じられないので、ここに関してはあまり気にする必要もないのでは。

ナンヨーユナの22

父 ビーチパトロール 母 ナンヨーユナ(母父ジャングルポケット)

生産 新ひだか・岡田スタッド 美浦 蛯名利弘厩舎

総額 600万円 一口 15,000円

歩様は柔らかく、馬体にも柔軟性を感じるので、芝が決してダメというタイプではないが、

繋ぎのクッション性、膝、球節の大きさと腱離れそして、胸前の筋肉量と肩の筋肉量を総合すると最終的にはダートを走っていそう。

胸には各パーツを支えるには十分すぎる容量があり、腰が強くしっかりとしている点も持ち馬を考えれば頼もしいが、

動画では若干背中がブレる点は気になる材料になるので、蓄積疲労という面での不安材料はどうしてもつきまとってくる。

尻は馬体を考えるとやや小ぶりで、トモも薄く出たが、大腿骨、脛骨はしっかりとしているので、ここは完全に成長待ちという事になるか。

ただし、トモに比例して飛節も決して大きくはないので、成長したとしてもガツンと大きな筋肉が付くという訳ではなさそう。

モトヒメの22

父 マツリダゴッホ 母 モトヒメ(母父ショウナンカンプ)

生産 新ひだか・岡田スタッド 美浦 青木孝文厩舎

総額 880万円 一口 22,000円

繋ぎの角度、長さ、そして前脚の少しの捻じれは減点材料。

馬体の割にはトモも小さく、そのトモの大きさに比例した飛節、デンから飛端へのバランスの悪さ、

そして歩いた時に牝馬らしい柔軟性を感じられない、牝馬特有のキレやスピードがパーツによって削がれてしまうのは残念の一言。

マツリダゴッホ産駒は例の重賞馬に次いでの穴としての2番手評価としたアリンナがなかなか強烈な動きをしていたが、

その馬との比較になるとやはり足りないというのが現状、それもこの時期での馬体となれば当然高い評価は出来ない。

トップハットタンゴの22

父 Volatile 母 トップハットタンゴ(母父Graydar)

生産 米国 栗東 松下武士厩舎

総額 2,720万円 一口 68,000円

遅生まれの牝馬という事でこれでも幼い部類に入るが、一言デカイ。

肘付き、肘離れは抜群で、肩と胸前の筋肉量が非常に豊富、そして肩甲骨が牝馬にしてはかなり大きいので、ここが本馬の肩の力強さを生み出している。

大腿骨や脛骨が特別大きいタイプではないものの、トモの筋肉量も豊富、飛節の大きさも十分で、

お尻の形がしっかりとまとまっている事もあってデンから飛端へのバランスも曲飛気味ではあるが大きく崩れているようには見えない。

胴の詰まり具合、頸差しや肩甲骨からして距離に限界はあるが、キ甲から尻にかけてのラインをみるとまだまだ馬は成長するので、ここに柔軟性が加われば…という感じになるか。

トワリングオーウェンの22

父 Tiz the Law 母 トワーリングオーウェン(母父Twirling Candy)

生産 米国 栗東 中村直也厩舎

総額 2,640万円 一口 66,000円

胸が狭く、背中と腹のバランスの悪さは減点材料で、馬体の割には動きもこじんまりとした、大きさ、迫力を感じられない幼いタイプ。

まだ身体の使い方をわかっていないと思えばそれまでになるが、

デンから飛端へのバランスの悪さやトモが大きい割には大腿骨、脛骨の動きがあまり良く見えない点からすると…という答えになってしまうが。

コンパクトにまとまった馬体と筋肉が一点に集中している点からすると距離が延びてこそ、というタイプでもないので、短い距離での活躍を期待したくなるが、

全体的な幼さを考えると早期デビューというタイプでもないので、早い段階から使えない点も減点材料か。

✔評価まとめ

想像していた以上にまともな馬が募集されましたが、どの馬もやや短めの距離、

そして芝よりもダート寄りのタイプに見えるので、この辺りを頭に入れて出資する必要がありそう。

外国産馬はどちらかといえば母馬としての価値が高そうなので、

後々この母の産駒に出資したいという方にはおすすめ出来るが、どちらの馬も現時点では幼く見えるので、走るかどうかは少し怪しい気も。

まぁここで長々と語っても仕方がないので、写真、動画を見てのおすすめ馬を一頭だけ挙げるなら…。

ラストワルツの22

という事になるでしょうか。

なお、この後も1歳馬の情報が更新され次第、こちらのクラブの注目馬などを公開していく予定ですので、是非参考にしていただければと思います。

【シルクホースクラブ2024募集馬評価】サラキアの22、ローブティサージュの22の良血馬の出来は…?

✔この記事を書いた人

ブログ予想開始初週の中山記念で3連単【31万馬券】を的中させ、その後NHKマイルで【29万馬券】、18年の共同通信杯で【56万馬券】、22年のプリンシパルステークスで3連複【30万馬券】3連単【140万馬券】を的中させた管理人、ゆうちゃりすの競馬ブログ

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