秋華賞2023の最終追い切り評価を書いていきます。
今年はリバティアイランドが1倍台の抜けた人気になる事が予想されますが、その他は例年稀に見る超混戦レースで、一応2人気予想は前走のオークスで2着に好走したハーパー、3人気予想は前哨戦のローズステークスを制し、4戦3勝と勢いのあるマスクトディーヴァ、
4人気予想はこちらも前哨戦の紫苑ステークスを制し、NHKマイルカップでも見せ場をつくったモリアーナ、5人気予想はオークス3着、クイーンステークスで古馬を撃破したドゥーラという感じになりそう。
今週の勝負レースの予想はnoteで公開しています。
なお、今年は久々に相性の良い京都で行われる秋華賞という事もありますが、それ以上に京都も東京も読めている開催になりますので、調子が上がってきたこのタイミングで思い切って大勝負をしてみたい週末。
そして今週の地方は初っ端の南部杯の◎タガノビューティー痛恨の4着でスタートするも、十八番の2歳重賞、鎌倉記念で一撃を出して軽くひと捲り。
先週のネクストスター門別もそうでしたが、能力だけで決まらない事が多い2歳重賞はやはり仕事をする。
鎌倉記念予想結果
1着☆サントノーレ
2着△ライゾマティクス
3着◎パンセ
3連単 55,120円
展開が大きなカギを握っていたネクストスター門別に続き、展開面、そして経験値の高さなどが大きなポイントになるレースと書いた通り、圧倒的人気馬だったアムクラージュがぶっ飛んでもおかしくないレースでしたので、そこをきっちりと読み切れた事が全て。
11頭立てでもこの配当、そして点数が絞れたレースでこの配当とだけあって破壊力は相当でしたが、どんな馬がいるレースでも、どれだけ頭数が揃わないレースでも荒れそうなレースであれば思い切って狙えという事でしょう。
地方、中央共に完全に波に乗れた今週は最初にも触れた通り土曜から大きく勝負に出たい週末になりますので、もう負ける気がしないというこの強気な気持ちをそのまま印に落とし込む事が出来ればもう一発、二発があってもいいのでは。
秋華賞最終追い切り
シンリョクカ
最終追い切りは鞍上を背に美浦ウッドで2頭併せという内容。
前半からキビキビとした躍動感のある動きが目に付いていたが、追われてからの反応も素晴らしく、最後は相手に楽々先着してフィニッシュと先週の追い切りからガラッと気配を変えてきた。
ただ、相変わらず脚と頸を出すタイミングは合わず、フォームはイマイチ見栄えしないというのが現状でもあるので、G1の最終追い切りと思えば少し足りないような気も。
よってここよりも府中を使ってくる方が好勝負に持ち込めるような気もしなくはないが…。
評価【C】
グランベルナデット
最終追い切りは古馬2頭を相手にしての3頭併せ。
いつも追い切りでは派手に動くタイプではあるものの、今回も前半から迫力満点の動きを見せており、最後は勝負所で最内から脚を伸ばし、6ハロン86秒4-11秒3の時計をマーク。
古馬を全く相手にしなかった事や抜け出してからも気を抜く事なく脚を使い切れていた事を考えると前走を使われて更に状態は上向いている印象を受けるので、単純な出来での比較になると前走以上なのは間違いない。
評価【A】
モリアーナ
美浦ウッド、単走での最終追い切り。
ゆったりとしたフォームと雄大なフットワークが目に付いている追い切りではあるが、負荷をかけられたのはゴール前だけで、6ハロン82秒6-11秒4という時計をマーク。
先週の段階で相手と最後の最後まで馬体を併せて負荷をかけられていたので、今週は軽めの追い切りで十分ではあるものの、良くも悪くも動きや馬体が先週から変化した様子は感じられないので、最終追い切りはあくまでも反応を確かめる程度の追い切りになるか。
評価【B】
ヒップホップソウル
最終追い切りは美浦ウッドで3頭併せ。
古馬のプレサージュリフトを相手にしていたという事もあって一度はその相手に前に出られてしまったが、その後スイッチが入るとしぶとく相手に食い下がり、最終的に馬なりのまま併入に持ち込む内容のある追い切りを消化。
脚捌きも非常に力強く、一度使われた事で身体の使い方、可動域の広さも一変して見える点からすると文字通り叩き2走目の上積みは相当と思っていいので、今回は後先考えずのお釣りなしの仕上げと思っていいだろう。
評価【A】
ドゥーラ
坂路単走での楽な調整。
先週3頭併せでビシッと追われている事もあって今週は軽い内容となったが、脚捌きは軽く、弾むようなフットワークを見るとやはり一度使われている事もあって大きな上積みに期待が持てそう。
欲をいえばもう少し馬体をふっくらとさせる事が理想だったが、これはこれで悪い印象は受けないので、一応態勢は整ったと思っていい。
評価【B】
ドゥアイズ
Cウッドでの最終追い切り。
前半から弾むような馬体と軽い脚捌き、そして馬体以上に身体を大きく使った豪快な走りが目に付いており、勝負所で追われると瞬時に反応し、グーンと伸びた点からすると久々でも仕上がりに抜かりなしといった感じになるか。
更に春から身体がひと回り大きくなった事もあって動きに迫力も増しているので、この出来なら桜花賞、オークス以上の結果にも期待が持てる。
評価【A】
マスクトディーヴァ
坂路単走、力のいる馬場ではあったが54秒5-12秒1というまずまずの時計をマーク。
相変わらず動きは少し違和感を感じてしまうものの、今週もフォームはこの馬なりに安定していて脚捌きも非常に軽い。
ただ、やはりというか、前走のローズステークスで日本レコードをたたき出した反動なのか、思ったほど状態が上がって来ない、良くも悪くも派手さを感じられない平凡な内容、追い切りに見えてしまうので、上積みという点には少々疑問が残る。
評価【B】
リバティアイランド
乗り役を背にCウッドでの最終追い切り。
相手を後ろから追いかける形となったが、持ったままで鋭い伸びを見せ、6ハロン82秒1-11秒7という好時計をマーク。
調教パートナーを全く相手にしなかった事は勿論だが、相手を置き去りにした後もグイグイと力強く伸び、余裕の手応えのまま弾けてしまった点からすると調子が悪い訳がない。
更に先週少し太く感じた馬体が絞れた事で脚捌きに素軽さも感じられる追い切りとなっているので、現状やれるだけの事はやったという内容になるか。
評価【A】
ハーパー
Cウッド単走での最終追い切り。
こちらも太く感じた馬体が絞れた事で動きに柔軟性が戻っており、6ハロン83秒8-11秒6という時計をマークするなど、久々の競馬であっても良い頃の出来までしっかりと持ってこれたような内容、動きと言えるか。
3頭併せで負荷をかけてきた先週から動きは大きく変わった様子は感じられないものの、その先週の出来を上手くキープ出来ていると思えば当然悪い印象は受けないので、動き通りであればまず力は出し切ってくるとみた。
評価【A】
最後に追い切り注目馬をあげておきます。
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2走続けてド派手な動きを披露してきたリバティアイランドも当然追い切り注目馬の一頭になるが、本馬の2週の動きを総合するとそのリバティアイランドが相手であっても好勝負に持ち込める可能性が高いとみた。
なお、先週はサウジアラビアロイヤルカップ、京都大賞典の好走馬をきっちりと指名出来ましたので、G1の今週も続きます。
今週の勝負レースの予想はnoteで公開しています。