葵ステークス2023の最終追い切りや過去などについて書いていきます。
2023年5月27日(土曜)1,200メートル(芝・右)GⅢレース。ビッグシーザー、モズメイメイ、タマモブラックタイ、ルガル、ペースセッティングなどが出走。
葵ステークスの予想など、土曜の勝負レースの予想はnoteで公開しています。
本来であれば土日の平場などの注目馬をこちらで公開する曜日ではありますが、今週は重賞の予想に時間をかけすぎている事もあり、現段階では平場まで目を通す事が出来ていませんので、今週のこちらのプチ予想は見送る形とさせていただきます。
葵ステークス過去・追い切り他
【過去5年成績】
18年
ゴールドクイーン 牝3 9人気
ラブカンプー 牝3 6人気
トゥラヴェスーラ 牡3 2人気
19年
ディアンドル 牝3 1人気
アスターペガサス 牡3 13人気
アウィルアウェイ 牝3 2人気
20年
ビアンフェ 牡3 1人気
レジェーロ 牝3 11人気
ワンスカイ 牡3 5人気
21年
レイハリア 牝3 13人気
ヨカヨカ 牝3 3人気
オールアットワンス 牝3 9人気
22年
ウインマーベル 牡3 1人気
コムストックロード 牝3 9人気
ブレスレスリー 牝3 4人気
1人気が3勝するなど、決して人気馬の信頼度は低いレースではないものの、二桁人気馬3頭を含め、毎年必ず下位人気の馬が馬券に絡んでいる、紐荒れが非常に目立つレースとなっているので、今年も当然まともな予想は通用しないか。
【過去5年前走】
18年
橘S 3
アーリントンC 13
500万 1
19年
マーガレットS 1
橘S 13
桜花賞 10
20年
ファルコンS 9
マーガレットS 5
1勝クラス 1
21年
雪うさぎ賞 1
桜花賞 17
マーガレットS 5
22年
橘S 1
橘S 6
1勝クラス 1
橘ステークス、マーガレットステークス経由の馬が毎年のように馬券に絡んでいるので、まずはこの2レースが注目ローテになるが、1勝クラス(500万)を使われていた馬の好走率も決して低くはないので、ローテだけで好走馬を絞り込むのはやや難解なレースと言えるだろう。
【予想オッズ】
1 ビッグシーザー 3.4
2 モズメイメイ 6.5
3 タマモブラックタイ 9.3
4 ルガル 9.5
5 アルーリングビュー 11.6
✔出走馬見解
ビッグシーザー
現在4連勝中、それもなかなか派手な勝ち方での連勝になるので、今年のメンバーの中ではやはりこの馬が一番強そう。
極端に前が残る展開になると分が悪いが、ある程度の位置からそれなりの脚を使える点は今の京都の馬場にマッチするので、流れに乗れば不発はないか。
モズメイメイ
チューリップ賞の内容は正直かなり微妙ではあるものの、桜花賞で逃げれるスピードがあるならここでもスピードはトップクラスの存在と言えるので、先行力が活きる馬場、展開なら巻き返し濃厚か。
タマモブラックタイ
NHKマイルは着順こそ微妙ではあるものの、相手につけられた着差はそこまで大きくはなかったので相手ダウン、距離短縮となる今回は無難にパフォーマンスを上げてきそう。
ルガル
馬場は味方したとはいえ、前走の橘ステークスのド派手な勝ち方、芝で底を見せていない点からすると能力はまずまず高そうな馬と言えるので、その前走の内容通りであれば相手強化にも問題なく対応してくるのでは。
【有力馬追い切り】
ルガル
まだ馬が未完成という事もあってフォームは安定しないが、全体的に力強さを感じる動きと前半からがむしゃらに走る姿を見るとこの馬なりにきっちりと仕上げてきた印象を受ける。
ただ、脚の回転の速さと素軽さが比例すれば完璧だが、現状アンバランスさが目に付くような追い切り、動きになっているので、他馬との比較になるとちょっと幼さが先行するというのが現時点での答えになってしまうか。
モズメイメイ
癖が強く、最後まで荒々しい動きが目についた追い切りだったが、頭の位置や重心はそれなりに安定しており、地面を蹴る力も強く、肩の筋肉量も目立っている一頭。
ただ、その影響もあってか前脚が思ったほど上がらず、全体的に硬さを感じてしまう点は使い詰めの影響だと思うので、さすがに前走からの更なる上積みには期待は持てそうにない。よって良くも悪くも出来は前走ぐらいと思っておいた方がよさそう。
ビッグシーザー
まだまだ馬体を持て余したような動きとなっているので、今回は明らかに明らかに次を考えての仕上げ、追い切りとなっているが、それでも調教パートナーを楽に突き放し、抜け出してからもグイグイと力強く伸びて走り切るなど、これらの動きを総合すると前走からの上積みにはある程度期待が持てそうな一頭。
馬体、骨格の割には何故か線が細く感じるが、地面を蹴る力は強く、動きも非常にパワフルだったので、おそらく馬体が完成すると見栄えする馬体になるのでは。
注目ポイント・注目馬
牝馬が圧倒的な数字を残す!
過去5年で馬券に絡んだ15頭中、半数以上となる10頭が牝馬。
穴馬の激走は勿論だが、21年は該当馬が1~3着を独占するなど、牡馬よりも圧倒的に牝馬が有利なレースとなっているので、今年も人気はなくとも牝馬には注意が必要と言える。
最後に今年の注目馬をあげておきます。
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去年は◎コムストックロードから一発かましたレースになりますので、今年もこちらのレースは気合いが入る。
葵ステークスの予想など、土曜の勝負レースの予想はnoteで公開しています。
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今年の日本ダービーは皐月賞を無敗で制したソールオリエンスが主役として臨むことに異論はない。
しかし、そう簡単に2冠を達成できるほど甘くはないのがクラシック路線。
まして皐月賞前は混戦模様だっただけに、1戦だけで結論を出すのは早計だ。
今年の主要な各前哨戦を改めて振り返ってみよう。
◎皐月賞
過去10年で7勝、毎年連対馬を輩出する王道レース。今年も上位馬が揃ってダービーへ駒を進めメンバーの大半を占めることになり、必然的に重視しなければならない。
ただし、小回りで右回りの中山2000mの皐月賞に対し、ダービーは大箱で左回りの東京2400m。求められる適性は大きく異なり、たびたび逆転が起こるのはそのためだ。
今年は道悪でハイペースというタフな条件下で行われた。
「日本ダービーはパンパンの高速馬場で行われることが多いので、皐月賞の結果が直結するかと言うと疑問は残ります。それに、あれだけ厳しいレースをした後なのでダメージは少なくないでしょう。状態面のジャッジは大きなポイントになります」(競馬関係者)
◎青葉賞
日本ダービーと同じ芝2400mで行われるトライアルでありながら、1994年の第1回から未だに本番の勝ち馬は輩出できず。
過去にはシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、フェノーメノなど2着馬や後のGⅠ馬を出しているレースでもあり、その粋に達するレベルであれば通用の余地はある。
今年の勝ち時計2:23.9は優秀で、時計面では及第点以上と言っていい。
「青葉賞組が勝てないのは、やはりレース間隔の問題だろうね。この時期の3歳馬が短期間で2400mを2回も走るのは楽じゃないよ。それと、青葉賞で権利を獲るために仕上げてしまうと、そこからの上積みがない。表向きには良いことしか言わないだろうけど、本当の臨戦過程が大事になるんだよ」(厩舎関係者)
◎京都新聞杯
過去10年でキズナ、ロジャーバローズの2頭のダービー馬が出ており、皐月賞組以外では有力な前哨戦の1つとなっている。
今年はスローの上り勝負、上位4頭がタイム差なしの大接戦をサトノグランツが制し本番への切符を手にした。
着差だけ見ると本番は楽ではなさそうだが……
「3連勝は評価すべきだろうね。サトノグランツはレース前から川田騎手のダービー騎乗馬候補と聞いていたし、何といっても現役最多のダービー3勝を挙げている友道厩舎だということは忘れちゃならないよ。勝ち方をわかっている厩舎だからね」(厩舎関係者)
◎プリンシパルS
青葉賞同様、勝ち馬が出ておらず、2着馬ですら第1回ダンスインザダークのみ。
東京2000mという条件、中2週のローテーションから本番にも意欲を持っている陣営は青葉賞や京都新聞杯を選択し、『ダービーに出したい』ことを目的に出走するケースが多い。
「今年は7頭しか揃わなかったし、スローペースの逃げ切り。時計も遅かったので、このレースだけで判断すると本番に直結する内容ではないと思います」(競馬関係者)
そして、今年の日本ダービーで注目すべきポイントは乗替りの多さだ。
短期免許の外国人騎手の来日が当たり前となり、騎手起用が大手牧場グループの主導になったことで乗替りは日常茶飯事とはなったものの、皐月賞2、3着馬のタスティエーラ(松山→レーン)、ファントムシーフ(ルメール→武豊)を始め、去年のホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデ(C.デムーロ→坂井瑠)、スプリングS勝ち馬ベラジオオペラ(田辺→横山和)、きさらぎ賞勝ち馬フリームファクシ(レーン→吉田隼)と、重賞勝ち馬ですらテン乗りが目立つ。
「日本ダービーの乗替りは鬼門」と古くから言われており、一昨年のシャフリヤールがそれを36年ぶりに打破したものの、福永騎手はデビューから2戦は騎乗しておりテン乗りではなかった。
テン乗りが勝てないのは決して偶然でなく、ダービーは『全てのホースマンの夢』であり、ココまで人馬ともベストを尽くした陣営が勝利を挙げてきたことを見逃してはならない。
これまで挙げてきた話はほんの一例、日本ダービーを攻略するには、あらゆることを把握して臨まねばならないことは、過去10年で万馬券決着8回で簡単ではないレースであることが物語っている。
競馬界では留まらない一大イベントが故、一般マスコミを中心に世間にはとにかく数多くの情報が出回るが、本当に役立つ情報はほんのひと握りしかない。
誰しもが勝ちたいダービーにおいて、自らが不利になる本音を公表するような関係者はほぼおらず、当たり前の行動であることは競馬村では常識であり、情報化社会の現代でも一介のファンレベルで入手することは困難である。
だから、大半の人間が外れ馬券を買わされてしまい、配当も跳ね上がるのだ。
一方、ダービー2勝の鉄人ジョッキー増沢末夫を筆頭に元騎手、元調教師といった今なお影響力を持つ大物OBに加え、トレセン内外に太いパイプを持つ情報ルートが在籍する弊社シンクタンクは、創業1994年より長年に渡って関係者と信頼関係を築き上げ、『本物の関係者情報』を入手できる業界最高峰の情報網を有している。
日本ダービーは現在3年連続的中、去年は3番人気◎ドウデュースから3連単1万5770円的中を仕留めた。
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