凱旋門賞2024の予想や過去などについて書いていきます。
日本時間の10月6日(日曜)23時20分にパリロンシャン競馬場で行われる2400メートル(芝)のG1。
詳しくは予想や見解で触れていますが、早速結論から書いてしまうと今年の凱旋門賞は例年以上に混戦、穴馬の台頭に期待が持てる年ではあるものの、パリロンシャンで3戦3勝のソジーが頭ひとつ抜けた存在と言えるでしょう。
ただ、穴馬の台頭に期待が持てる年にわざわざ人気馬を狙う必要は…とも思いますので、馬券はいつものように大きく狙ってみたい一戦。
こちらの凱旋門賞の予想はnoteで公開しています。
このレースになると◎ヴァルトガイストのやらかしを思い出すものの、ご存知こちらの凱旋門賞は8戦6勝、1ガミと最も得意とする超ドル箱の海外重賞。
近3年も◎ウエストオーバー、◎トルカータータッソ、◎ハリケーンレーンと、日本ダービー同様にどこに印を打ってもスカる事のない、何故か人気に反映されない、バレていないバカのひとつ覚えが通用するレースでもあるので、
今年当然そのバカのひとつ覚え、教科書通りの印の打ち方で正解に辿り着けるとみた。
なお、地方の重賞ラッシュとなった今週も◎アーテルアストレア、◎サンライズジパング、◎ソルジャーフィルド、◎マックス、◎ミラクルヴォイスと1人気に本命を打ったのはゼロでも全ての馬が好走、
それも単勝69.7倍の◎マックスも好走と流れは完全にこちらの年ですので、東京盃のように逃げの予想はせず、攻める姿勢を忘れず振り切りたい。
目次
凱旋門賞2024展望
今年はパリ大賞に続いてニエル賞も快勝しているソジーを中心に、ニエル賞が唯一の黒星となったルックドゥヴェガ、愛ダービーの勝ち馬ロスアンゼルス、
そして武豊騎乗で注目を集めるベルリン大賞を5馬身差で快勝したアルリファーと愛チャンピオンSで3着に好走したシンエンペラーなど、豪華メンバーが出走。
ここから詳しく過去や出走馬の評価を書いていきますが、まずはこれまでの凱旋門賞の予想結果を振り返っていきます。
※長くなるので今年の展望記事をメインに読みたい方は目次から飛んで下さい。
凱旋門賞2023予想結果
1着☆エースインパクト
2着◎ウエストオーバー
3着…オネスト
馬連 930円
正直軸は22年の◎トルカータータッソ以上に自信があった、揺るぎなかったレースでしたが、まさかまさかの相手抜け…。
馬連を4点で取れたところまではよかったものの、6.5割ぐらいは軸が頭で突き抜けてくると思っていたレースだったので、がっつりと購入していた単勝を取れなかったのは本当に痛かった。
ただ、馬連が当たったとはいえ、単勝、3連複、3連単にガッツリと入れてしまったので、
当然この配当では捲り切る事は出来ず、無念のトリガミ(最後の最後にこの組み合わせの馬連を1万追加するか迷ったものの、選択したのは単勝というオチでした)。
軸が読み通り好走しているだけに取らなければならないレースでしたね…。
凱旋門賞2022予想結果
1着▲アルピニスタ
2着☆ヴァデニ
3着◎トルカータータッソ
3連複 4,250円
3連単 18,400円
本命が2着なら買い足した保険+ボーナスの馬連も刺さっていましたが、ここは印上位決着の本線での一撃。
何故か日本でも海外でも軸は地味な人気でしたが、正直本命はまず来るだろう、そして本命が来る展開になるなら相手も必ず綺麗に連れてきてくれると思っていたので、
◎トルカータータッソの取りこぼし馬券という買い方を含めてほぼ完璧な的中でした。
凱旋門賞2021予想結果
1着△トルカータータッソ
2着〇タルナワ
3着◎ハリケーンレーン
3連複 16,780円
そこそこ強烈だった夢の3連単まであと一歩でしたが、それでも不動の本命だった◎ハリケーンレーンが最後の最後に仕事をしてくれる。
結果的に道悪の影響もあってなのか、軸は想像以上に人気になってしまいましたが、対抗馬がしっかりとセットで絡んでくれた事もあってここは一応予定通りの回収。
人気になっていたスノーフォールやクロノジェネシスがめちゃくちゃ怪しいレースだったので、この2頭を嫌えた事も当然ですが、△トルカータータッソをギリギリでも拾えた事が全てだった気がします。
※穴馬はさて置き、仮に対抗馬とセットでなければ、仮にトルカータータッソまで印を回せていなければ超微プラというオチもありました。
ただ、本気で帯を狙いにいく買い方をしていたので、レースが終わってみるとやはり246,370円という大きな3連単は欲しかった。
凱旋門賞2020予想結果
1着▲ソットサス
2着〇インスウープ
3着☆穴ペルシアンキング
6着◎エネイブル
3連複 10,330円
ワイド 1,020円 1,230円
軸に出来そうな穴馬が数頭いたレースなので、ここはベタにエネイブルの取りこぼしを狙い。
も、何度予想してもこの馬が勝つイメージが…という年でしたので、万が一の馬券圏外の縦目3連複が大きな仕事をしてくれた、棚ぼた的中。
凱旋門賞2019予想結果
1着◎ヴァルトガイスト
2着○エネイブル
3着△ソットサス
3連複 2,490円
ここは今考えても超痛恨の年…。
何故かこの印で当たったのは3連複のみ、今予想を見返してもこの3連単、馬単、更に単勝を買えなかったのか…と思ってしまう。
凱旋門賞2017予想結果
1着▲エネイブル
2着◎クロスオブスターズ
3着☆ユリシーズ
馬連 1,550円
3連複 3,550円
3連単 10,600円
この年はエネイブルが取りこぼしていればかなりの配当でしたが、それでも本線的中だった事もありこの配当でもしっかりと回収する事に成功。
凱旋門賞2016予想結果
1着〇ファウンド
2着◎ハイランドリール
3着△オーダーオブセントジョージ
馬連 13,800円
3連複 55,290円
こちらの予想は知る人ぞ知る、このブログを立ち上げる前にSNSで公開していた頃の予想。
今考えると何故3連単を買わなかったのか、と思いますが(仮に購入していれば3連単380,060円…)、
初の海外予想という事もあって何もかもが不透明だったので、とりあえず買ってみた、という感じだった気がします。
といった感じで、こちらのレースは今年も馬鹿の一つ覚え、自分の教科書通りの買い方、印の打ち方で攻めるだけ。
仮にそれで結果が出なければ諦める、という超強気な考えで何とかなると思うので、当然去年だけではなく、これまで以上の結果に期待して頂ければ…。
凱旋門賞過去
✓過去5年成績・ゲート
19年
ヴァルトガイスト 牡5 3
エネイブル 牝5 9
ソットサス 牡3 1
20年
ソットサス 牡4 4
インスウープ 牡3 1
ペルシアンキング 牡4 7
21年
トルカータータッソ 牡4 12
タルナワ 牝5 3
ハリケーンレーン 牡3 2
22年
アルピニスタ 牝5 6
ヴァデニ 牡3 2
トルカータータッソ 牡5 18
23年
エースインパクト 牡3 8
ウエストオーバー 牡4 1
オネスト 牡4 9
枠に関しては外枠が圧倒的に不利という訳ではないものの、やや内が有利なレースという点は頭に入れておきたい。
✓過去5年前走
18年
セプテンバーS 1
ヨークシャーオークス 1
フォア賞 3
19年
フォア賞 1
ヨークシャーオークス 1
ニエル賞 1
20年
愛チャンピオンS 4
パリ大賞 2
ムーンランドロンシャン賞 1
21年
バーデン大賞 1
愛チャンピオンS 2
英セントレジャー 1
22年
ヨークシャーオークス 1
愛チャンピオンS 2
バーデン大賞 2
23年
ギヨームドルナノ賞 1
キングジョージ&QES 2
愛チャンピオンS 7
近年は前走フォア賞組の期待値が下がり、逆にヨークシャーオークスや愛チャンピオンSを使われていた、特に好走していた馬の期待値が上っている。
✓過去5年騎手・厩舎
19年
P.ブドー 仏・A.ファーブル
L.デットーリ 英・J.ゴスデン
C.デムーロ 仏・JC.ルジェ
20年
C.デムーロ 仏・JC.ルジェ
R.トーマス 仏・F.グラファール
P.ブドー 仏・A.ファーブル
21年
R.ピーヒュレク 独・M.ヴァイス
C.スミヨン 愛・D.ウェルド
J.ドイル 英・C.アップルビー
22年
L.モリス 英・M.プレスコット
C.スミヨン 仏・JC.ルジェ
L.デットーリ 独・M.ヴァイス
23年
C.デムーロ 仏・JC.ルジェ
R.ホーンビー 英・R.ベケット
M.ギュイヨン 仏・F.シャペ
✓過去5年血統
19年
Galireo
Nathaniel
Siyouni
20年
Siyouni
Adlerflug
Kingman
21年
Adlerflug
Shamardal
Frankel
22年
Frankel
Churchill
Adlerflug
23年
Craksman
Frankel
Frankel
全出走馬短評
シンエンペラー
日本ダービーは下位人気での好走ではあったが、世代トップクラスの馬を相手に3着に食い込んできた内容を見ると同世代の中でも能力は上位と言える存在で、
兄に凱旋門賞馬であるソットサスがいる欧州血統馬という事で今回の条件はいかにもという一頭。
更に前走の愛チャンピオンSは最後の直線での不利がありながらも3着と好走。
あくまでも今回の凱旋門賞への試走、叩き台という事を考えると負けて強しの内容、最高の前哨戦を消化出来たと思っていいので、使われた上積みが大きいであろう今回は更なる前進を期待したくなるが…。
ただし、血統面を全く無視しての評価になると他馬との比較では実績面ではちょっと劣って見えるという事も事実なので、後は適性でどこまでパフォーマンスを上げてくるか。
ソジー
パリロンシャンは3戦3勝、前走のニエル賞でもルックドゥヴェガを差し切っての勝利と価値は高いので、
凱旋門賞を過去に8勝しているA.ファーブルが送り出す馬となれば当然シンエンペラーの最大のライバル馬は本馬という事になるだろう。
前哨戦のニエル賞を勝っての参戦、父Sea The Starsという血統背景からしても普通に考えると最も頂点に近い存在と言えるが…。
ルックドゥヴェガ
前走のニエル賞は3着に敗れてしまったが、手応えの割には直線で伸び切れなかった内容を見ると展開面が合わなかったような印象を受けるので、
久々を使われた上積みに期待が持てる今回はニエル賞の着順をひっくり返してくる可能性も。
ロスアンゼルス
案外な結果に終わった前走の愛チャンピオンSはお世辞にも上手く乗られたとは言えない中での結果になるので、勝ち馬から差のない4着であれば悲観するような内容ではない。
もともと前走の愛チャンピオンSではなく、今回の2400mの凱旋門賞が最大の目標だったので、前走の結果で人気を落とすようなら案外面白い存在かも。
アルリファー
もともとエクリプスSで英ダービー馬であるシティオブトロイを相手に2着入線した実績もあるが、距離を延ばした前走のベルリン大賞を圧勝した事で評価が急上昇した一頭。
乗り役に武豊と日本ではかなりの人気になりそうだが、それを差し引いても注目しない訳にはいかない馬になるので、当日の馬場次第では一気の頂点が見られる可能性も。
ブルーストッキング
英インターナショナルS、ヨークシャーオークス以外のレースでは一度も崩れていない安定感のあるタイプ。
凱旋門賞の前哨戦として選択した前走のヴェルメイユ賞では3歳馬を下して勝利と勢いもあり、今回は追加登録料を払っての参戦とそちらの面でも怖さを感じる一頭。
デリウス
パリ大賞典、ニエル賞ではソジーに完敗している馬になるので、相手との能力での比較になると劣って見えるというのが現状も、
パリロンシャン、2400mの適性での比較になるとメンバートップクラスの存在になるので、その適性の高さを活かせば大舞台での上位食い込みが見られてもいいのでは。
マルキーズドゥセヴィニエ
前走ジャンロマネ賞を連覇して3連勝と勢いを感じる馬ではあるが、今回は経験のない2400m戦。
ただ、このレースを知り尽くしているA.ファーブルが送り出してくる一頭とだけあって距離だけで評価を落としてしまうのは危険と言えるので、この馬が好む柔らかい馬場になれば浮上してくる可能性も。
アヴァンチュール
ここまで崩れたレースは仏オークスのみという堅実タイプで、前走のヴェルメイユ賞ではブルーストッキングを最後の最後まで苦しめ、3歳馬の中では最先着の2着。
パリロンシャン、2400m以上の距離でも崩れていないので、この馬が得意とする力のいる馬場になれば怖い存在になりそう。
ファンタスティックムーン
去年の凱旋門賞は11着と大敗してしまったが、今年はバーデン大賞を快勝して駒を進めてきた。
凱旋門賞後の成績を見ると去年から極端な衰えも感じられないので、忘れた頃のドイツ馬の激走は警戒しておく必要がある。
コンティニュアス
昨年の凱旋門賞5着の注目のハーツクライ産駒。
今年は急遽の路線変更となった去年とは違い、早い段階からここを目標に逆算されてレースを使われてきたので、今年のローテであれば去年以上の結果が見られる可能性も。
アヤザーク
昨年の凱旋門賞14着馬で、今年はエクスビュリ賞、ガネー賞を連勝と更に力を付けての参戦。
ただし、近2走はイスパーン賞、ラクープドメゾンラフィットとパリロンシャンで勝ち切れない競馬が続いているので、距離延長で一変となるか。
ザラケム
プリンスオブウェールズSでオーギュストロダンを相手に2着に好走するも、前走の英インターナショナルSでは11着と大敗しているので、新コンビとなる鞍上の腕でどこまで変わってくるか。
セヴェナズナイト
G1勝利実績はないが、パリロンシャンの長距離重賞を3勝しているスタミナ勝負を得意とする馬になるので、タフな競馬になると本馬のスタミナが活きる事になるのでは。
サンウェイ
クリテリウムアンテルナシオナルを制して以降は勝ち切れない競馬が続くが、愛ダービー、英セントレジャーを共に好走と、ハマれば一発があるタイプになるので、今回も無欲の追い込みがハマれば…。
シュルヴィー
パリロンシャンで好成績を残すコース巧者で、距離を延ばしたマルレ賞で重賞初制覇と徐々に力もつけてきた。
ただ、前走のヴェルメイユ賞では直線伸びきれずに7着に終わっているので、相手のレベルが更に上がるここで足りるかどうかは少々怪しい気も。
✓予想オッズ
1 シンエンペラー 3.5
2 ソジー 3.8
3 ルックドゥヴェガ 5.9
4 ロスアンゼルス 7.3
5 アルリファー 7.9
日本でのオッズではいつものように日本馬が売れる事になるので、単勝では前走の愛チャンピオンSを好走したシンエンペラーが1人気になると予想。
ただ、3連系ではパリロンシャンで3戦3勝のソジーがおそらく1人気で、ニエル賞を好走したルックドゥヴェガ、愛チャンピオンS4着のロスアンゼルス、そして鞍上で何かと話題のアルリファー辺りがそれに続く。
注目ポイント・注目馬
ハンデの恩恵を受ける事の出来る牝馬、3歳馬強し!
以前から該当馬が強いレースで、牝馬は過去5年で3頭、3年で馬券圏内、3歳馬は5頭、現在5年連続で馬券圏内と好成績を残している。
前走大敗からの巻き返しは困難!
過去5年で馬券に絡んだ15中、8頭が前走1着馬で、半数以上の12頭が前走1~2着馬。
例外はあれど、基本的には最低でも掲示板を確保していた馬が中心のレースで、大敗からの巻き返しは困難なレースと言えるだろう。
ノーザンダンサー系が圧倒的な成績を残す!
当然ではあるが、Galireo、Nathanielのサドラーズウェルズ系を中心に、Sea Tha Stars、Kingmanのダンチヒ系など、ノーザンダンサーの血を引く馬が圧倒的な成績を残す。
近年はFrankel産駒の好走が目立ち、現在3年連続で馬券に絡んでいる。
最後に今年の注目穴馬をあげておきます。
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単勝万馬券だったドバイのゼンデンを筆頭に、過去にこちらで公開した馬が何度も何度も激走、そして先日の東京盃でも単勝69.7倍のマックスを指名。
今回も全く人気はないと思いますが、条件揃ったここは少額でも買っておいて損はないでしょう。
こちらの凱旋門賞の予想はnoteで公開しています。
当然今年も自信あり。
今年もこの予想で外れれば諦める、というぐらいの予想が出来たので、後は勝つだけではなく、こちらの凱旋門賞でも一撃で帯った22年の香港スプリントのようなド派手な結果を残すのみ。
※買い目もいつも以上に細かく記載します。
✓この記事を書いた人
ブログ予想開始初週の中山記念で3連単【31万馬券】を的中させ、その後NHKマイルで【29万馬券】、18年の共同通信杯で【56万馬券】、22年のプリンシパルステークスで3連複【30万馬券】3連単【140万馬券】を的中させた管理人、ゆうちゃりすの競馬ブログ